モンスターハンターごときで自然への畏敬を感じると思わなかった

どうもこんにちは。RPGの基本はレベルを上げて物理で殴る。脳筋です。

Monster Hunter:WORLDを生まれて初めてやったんです。

 

一応昔クロス?ってやつは買ったことあるんですけど、チュートリアルで挫折しました。

 

聞いたら今回は初心者にも易しくなってるそうで。

助かりました。

いやー頑張ったわ私。

二度とやらんわこんなクソゲー!とコントローラーを投げ捨てて3秒後にクエストを再受注する。完全にポプテピの4コマでした

 

 

プレイした感想なんですけど、

モンハンを否定するときに、罪のない動物を理由もなく殺すゲームって、言われるじゃないですか。

それはあながち間違ってないとは思いました。

え?その討伐理由わりとゴリ押しじゃないですか?ゴリゴリのゴリじゃない?ていう。

ええんやけどな、狩るゲームだから。

あと申し訳程度の仲間要素。

ソロプレイしかしないので、余計に孤独感が引き立ちますね。

あーそうやっていつも優しい言葉や励ましの言葉はかけてくれても、実際に助けてはくれないんだ!お前らなんかいつもそうだ!ドラクエなんか30年も前から電脳世界の仲間で徒党組んでモンスター倒すのによ!こっちはネコだぜ!

 

 

 

それで皆さんどうですか?

罪のない動物をいくら殺してもいいみたいな、野蛮な思考になりました?

 

 

ならんくない?????

 

えっ逆にさ、無理じゃない?

 

 

強いやつをひと狩り行くのがモンスターハンターの醍醐味なのに、モスだのアプケロスだの百狩りしてても快感を得ないんですよ。

あっ素材だ。ぐらいの。

 

 

かといってモンハンレベルの装備無しに、現実世界でクマとかの猛獣に果敢に挑もうと思います?

思わんくない?

この前丸腰で森に入ってリアルクマさんとご対面したうちのばあちゃんとおじさんくらいに思わんくない?

 

 

というかそもそもやってて気づいたんですけど、

現代社会に生きる我々の多くが、狩りを始めとした動物の命を実際に奪う経験がない。

未だ我々は動物の命に頼った食生活をしながらも、

最早動物の命とは無縁の生活を送っているのは明らかなんです。

 

だから動物の命を奪うだの奪わないだのっていう話も、完全にふわっとしたイメージを抱くことしかできないので、モンスターハンターを高スペックゲーム機でやってる方がよっぽど現実に肉薄した命を奪う経験ができると思いました。

 

 

ぼんやり言葉だけで「命を奪うのは残酷だ」って聞くよりも、

もちろんゲームだから非現実性はあるんですけど、

襲ってくるわけでもない動物を弱らせて、命のともし火を消す。

どちらかというとこっちの方がリアルなんじゃないか?となんとなく思いました。

 

 

 

 

あとはラスボスの感想。

 

 

あなたはジェット機に生身で立ち向かおうと思いますか???

あの1万人くらい乗れる大型機のやつ。

ビーム砲搭載してるジェット機

 

あんなに嘔吐の威力があるやつこの世にいないですよ。

 

 

かの単身で戦艦ハルバードを落としたことで有名な星の戦士カービィだって、中に攻め入って乗組員一匹一匹倒すところから始めたんですよ。

 

戦艦に対して外皮から無理やり剥がそうなんてバカなマネ、ポヨとかハァーイしか喋れないピンク玉でもやらないんですよ。わかります???????

 

 

なんこれ。

 

 

4本足でげんきにうごく。

砲台の向きも自由自在。

 

 

最初あんな怖かったリオレイアとかリオレウスが可愛く見えてくる。

 

あーいよちよちよちかわいいねーどったの怖かったねーなでなでなで^^

 

ぐらい。

 

あんなんとくらべたら家で飼えるわネルギガンテ!!!

 

ぐらい。

 

 

あと一つ。最後のやつ、名前ついてないんです。

 

私名前ついてないヤツってコイツに限らず怖いんですけど、分かる人いません?

 

 

「人はものや事象に名前をつけることで、対象を理解する」

という考え方があります。

その延長線上で、「名前をつけることで対象を支配下に置く」って考え方もあります。

 

前者はボソボソ喋ってて孤立しがちでインドアな奴をまとめて陰キャって呼ぶとか。

後者は近いとこでいえば、千と千尋の神隠しの湯婆婆?名前を理解して支配するところが象徴的ですね。

 

だから名前がそもそもついてない

未知そのものなんです。

 

 

話戻りますけどアイツですよ。

 

名前すらついてない人類で私がはじめて出会う事象。

攻略サイトに載ってる?バレ厨は一生攻略サイトに植えられた固定観念に囚われてろ

 

もうほんと怖い。

名前ついてないのが不安を煽る煽る。

 

こわいというか、もうちょっと近い言葉で言うと

 

畏れ

畏敬の畏ですね。

 

ぬら孫界隈の奴良組クラスタが10000万回咀嚼し、概念のルーツを認知心理学歴史学まで遡りに行った言葉。畏れ。

 

神様とかに使うことばです。

 

こえええーーーーー!

 

 

鎮まれーーーーーーー!

 

 

みたいなニュアンス。

え、思わんかったですか?

 

鎮まれ!

 

鎮まりたまえ!!

 

さぞかし名のある山(?)の主と見受けたが

 

なぜそのように荒ぶるのか!

 

 

て思わんかったですか?思ったでしょ?エネルギー無尽蔵なんですか!?って。

 

 

 

というわけで、モンスターハンター:ワールドは大自然における人間の非力さを思い知るゲームでした。たのしかたでうs.