#エゴイズムで作る本当の弟 感想

ハートフルホラーコメディ
(ネタバレあり)
https://twitter.com/StokesPark1/status/1647072287928238081

 


「エゴイズムで作る『本当の弟』」って話かと思ったら、「『本当の弟』が主題の舞台をエゴイズムで作る舞台」を見る舞台だった。何を言ってるか分かんねーと思うが、私も何を見たか分からなかった

タダじゃ帰してもらえない予感はしてたけど
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ

 

 

この構文手癖

 

なんか....叙述トリックか?

ペルソナの白鳥(青嶋)雄介が
信頼できない語り手として
この舞台自体の台本を持って出てきた時、
怖くて泣いちゃった....。


Undertale、ドキ文、エゴ弟って感じだった。


エゴイスティックさをストーリー上でどう回収するのかと思って見てたら
「で、この舞台そのものがエゴの塊なんですけどもね」
って言われて、ちいかわになるわ、それは。ワ…!
役者が直接セリフとして言ったわけじゃなく、
あ〜舞台だからこういうバラし方するんだ…フ~ン、おもしれー演出…
って感じだった。気になる人は8月下旬まで配信があります。


いや絶対人の日常の中でこういう葛藤とか、思いやりとか、辛い感情とか、
あるんだけど、その揺らぎって当たり前なくらい生活に溶け込んでるから、
わざわざ思い出の中で意識したりしないんだよな、
っていうのをわざわざ描いて、
どシリアスに沈まないよう、
ハッピーに舞台の半分くらいまでを仕立てて、
なんかそれで、寄り添って丁寧に心を剥いたあと
めっちゃいい笑顔で刃物持って滅多刺しにしてくるんだよな。
情緒(ハート)を。
周りの人の息が荒くなる音が聞こえて来たもん。
酸素薄かったと思う。客席。急に劇場の酸素減らした?


わざと共感の穴を谷底まで掘っておいて、
あ、よしよし、夢中になってますね…っつって突き落とす、
で観客泣き出す、だから
最悪のメンタリストみたいなとこある(褒め言葉です)
それも何回も…これ以上はやめておこうか。褒め言葉です。


無事情緒が滅多刺しにされて息絶え
逆に何も感じなくなった終盤に、
白鳥夫婦がイチャイチャイチャイチャしだすシーンで
私のリア充センサーが作動したので、
リア充センサーって情緒とは違う回路で動いてんだなと知った。末永く爆発しろ。

あとはAPOFESで田中さんの『みっつ』見ておいて良かった。あれ泣いたので。感想って書き残しておくべきだな。

 


◯丸山さん
途中から白鳥さんに見えてきてウケた。2人並ばれたらもう分からんかったと思う。よく白鳥さんっぽくなれる白鳥さんっぽいいい役者さん連れてきたなと思った。「もうさ〜!><」みたいな挙動、酔いどれの配信で見たことある。

◯青地さん
萌葱さんと「秋田から迎えにきた時の佇まいとマウンテンパーカー良かった」で盛り上がった。
2時間弱の舞台の好きポイントがよりによって2人とも「マウンテンパーカーの青地さん」っていう、そんな極地的な被り方することあるんだ。シリアスなシーンだぞ、話を追え。いや、それどころじゃなかったんだ。青地さんのマウンテンパーカーはキュンだったんだよ。余談だけど、萌葱さんはイケちゃん描きすぎてイケちゃんのシャツのチェック柄の構造を把握している。

◯株元さん
はちゃめちゃに声がいいしシュッとしてるので白鳥(青嶋)さんのペルソナ役にハマっててウケた。声がいい。声優さんってすごいや。あまりにもシュッとしていたので、白鳥さんがVtuberやったら株元英彰で出てくると思う。宮治改めて聞いてくるか。

◯飛世さん
飛世さんの人となりはなんも知らんけど、去年のストスパの舞台にもいたし
「あ〜〜嫁役は飛世さんね!!!はいはい!!」みたいな
なんかもう後方腕組みみたいな気持ちだった。嫁役っていうか飛世さんっていう気持ちで見た。そもそも顔立ちがいいのもあるけど、光力(パワー)がすごい。現場からは以上です。

◯秦さん
見たら分かる、なぜ一番にキャスティングされているかが。
見終わってから、白鳥さんの中では前に持って来たかったんだろうなと思った。
最初は後ろの方にいて、徐々に物語の中心になっていくのに惹かれた。すごい役者さんだ。最後の笑顔にやられんかった奴おらんやろ。だれだあんな演出考えたの。

◯森下さん
理想じゃなくてリアルな母性って、こういうとこだよな…っていう
成長したり親元から離れてから顧みた時の母親ってこう、が
そのまんま出て来たんだけど、どうやって演じてるわけ?
ベテランの役者さんのうま味を覚え始めている。

◯大内さん
『TRUTH』の人じゃん(ピンポイントな記憶)と思って興奮していたので、大至近距離で観れてよかった。アナウンサーのキャラ好き。人生で「大内厚雄」で検索した経験がそれなりにあるほど、90-00年代のキャラメルボックスが生で見たかったんだ…

◯小山百代さん
小動物(猫)役がいたけど、むしろこっちの方が小動物感あった。かわいいは正義、かわいいは最強の免罪符。声がいい。声優さんってすごいや。

◯内田さん
前回のストスパの舞台でも「月の光みたいな役だな」って思ったけど
今回も月みたいな役だった。

◯賢茂さん
嫌いな人おる???役としてはまあまあなアレだったけど好きになっちゃった。
白鳥さんがこの人のボケのテンポとか好きなんだろうなと思った。絶妙。

 

 


◯白鳥さん
ダイエット成功してて草

 

 

 

 

 


結局、白鳥(青嶋)雄介が月島秀九郎になったところで終わった。
でも別に真の意味で月島さんのおかげだったとかじゃなくて、
観客と舞台そのものが一緒に刺されて「月島さんのおかげだったのかもしれない…」
って錯覚に陥るみたいな、そんな舞台だった。
見たら分かるけど分かってもらえないとも思うので、最後に書きました。
昔のインターネットの陰気が好きな綺麗事が嫌いなタイプの方にもハマって頂けると思います。

 

まあ、白鳥さんは意義よりも癖(ヘキ)で舞台作ってると思うし
私は癖(ヘキ)でブログを書いています。
癖(ヘキ)95%がちょうどいいです。

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ご参考までにね

絶対に視聴を諦めないでほしいからね

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舞台・ナポリの男たち(ナポステ)とは

元ツイートはこちら↓

をブログに書き起こしたものです

 

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